【リスクかチャンスか】ウィズコロナの今居酒屋をはじめようとする場合の注意点【新規開業は要注意】
こんにちわ!
テセです。
「先日友人より今から居酒屋を始めようと思っている。」
こんな話を聞きました。
正直僕は
「今?コロナ流行ってる最中で?」
と思いました。
ブログ執筆中の6月3日現在は緊急事態宣言が空けたといえども、
飲食業はどう考えてもまだまだ不景気真っ只中なのです。
話を聞いてみると友人は知り合いより、たまたま良い物件が空いていることということでやってみようと思ったとのこと。
果たしてそんなにフランクに考えて今の時期大丈夫なのでしょうか?
本日はコロナの今の時期に居酒屋を開業をすることについて少し深堀りしていきたいと思います。
【自己紹介】
この記事を書いている僕は物件の案件を1000件以上対応してきました。
飲食店の物件契約のお手伝いも数多くさせていただいています。
【現在のコロナ禍での飲食業の開業はチャンスか?リスクか?】
結論とすると
基本的にリスクしかありません。
但し例外あり。
【リスクとチャンスについて】
■リスクについて
□コロナの影響が続く可能性が高い。
先日小池都知事もウィズコロナ宣言を出しましたが、今後コロナウイルスと共に私達の生活は変化し対応しなくてはいけません。また大きな流行が再来する可能性もあります。
□売上の低下率が著しい
現在コロナウイルスの影響で売上が50%~90%低下しているという声をよく耳にします。そのため既存のビジネスモデルで考えて収支を計算することは危険です。
□利益率が他業種に比べて高くない
飲食業の場合売上の利益率が大体10%で計算するのが一般的です。緊急事態宣言時1ヶ月2ヶ月自粛した企業がありましたが、1ヶ月の売りげがないと通常の利益を考えると半年間利益が出る状態で頑張り続けないと営業自粛したマイナス分のカバーをできません。
□今物件を見つけてもこれからさらに良い物件が出てくる可能性がある
今物件を検討していてもさらに良い物件がすぐに出てくる可能性があります。
おそらくコロナの影響で倒産が増えるのは7月~8月あたりにピークを迎えると言われています。
今すぐでなくとも将来的に物件が出てきたり相場が崩れる可能性が高いことが予見されています。
■例外的なチャンスについて
□倒産ラッシュがこれから来ると思われるため、手頃な物件を見つけやすくなる可能性がある
リスクでも書きましたが急ぐことななければチャンスは巡ってくると思います。賃料が安くなり相場も崩れていくということが都心部では見込まれています。
□競合相手が減る可能性がある。売り方を上手く考えればイノベーターになることができる
飲食店業界は軒並み売上が下がっています。
ただ、テイクアウト業界では売上が下がるどころか上がっている会社もあります。
その他私自身が見ていて居酒屋の中でも小さい規模の居酒屋や焼き肉・ラーメン屋・ランチに力を入れているようなお店に関しては客足がコロナ禍であっても客足が途絶えていなかったような感じました。
もし現状のコロナ禍で新サービスの提供をすることができれば新しく利益を生み出す会社を作れるかもしれません。
【まとめ】
今の現状での開業は基本的にリスクしかないです。
市場をよく理解して小さく開業か新しいサービスの提供を考えることができればチャンスもあるかもしれません。
ただ、もし開業を検討するのであれば絶対条件として経営者経験がある程度あったり、事前の調査をかなりしていないと飲食店経営は先行投資が多額になることが多いので、基本的に失敗する可能性のほうが高いため注意が必要です。